Shangri-La



悪魔と人間の間に生まれたハーフの亜月(ヒロイン)と、どこか裏がありそうな雰囲気を醸し出す病弱な獏・・・凌(ヒーロー)による、
幾ばくもの時代と何重にも折り重なった人生によって成り立つ大がかりな物語。
それぞれが信念や思いを持ってその時その時を一生懸命に生きる様子。それによって他の誰かの人生が狂わされていく・・・。

非現実的完全オリジナル小説。



第T部:漆黒をこよなく愛した男

物語の火蓋が切って落とされ、それぞれの人生が絡み合っていく。
亜月や凌を狙う死神、そして黒き裁判所・・・blackkingdom。
人間の世界では味わえないスリルの中で、凌は亜月の身を守るためblackkingdomを潰しに行く事に・・・。


第U部:白い羽の千切れた女神

人間狩りが続く中、ハーフである亜月や翔までもが襲われてしまう。
それを止めさせるにはwhiteemperorという名のマフィアの屋敷へ乗り込み、ボスと直接話をつけなければならない。
凌は新たな仲間を連れて天使ばかりが住む世界へ足を踏み入れた・・・。


第V部:灰色の十字を切る死体

亜月の父、ハルの墓参りに行くとそこには永眠れないゾンビがいた。
永眠に付くには棺桶に巻きついた鎖を外すために鍵を集める必要があった・・・。


第W部:記憶の糸を紡ぐ赤

物語が始まるきっかけとなった数百年前・・・まだ悪魔も天使も入り乱れている世界で事は起こった。
闇光の世界で最大規模、そして歴史上で最も残酷なものとして名を馳せる戦争。
その名も“ネーログェッラ”。
そしてそこにはまた悲劇が眠っていた・・・。


第X部:緑の玉座に君臨する者

全ての始まりと終わりとなる真実はここに・・・。






おまけ



タイトルの意味

タイトルの【Shangri-La】の意味は、直訳で“理想郷”です。
それがタイトルになった理由はいくつかあります。

@:凌が悪夢を食べる事によって安全に暮らせる。

A:BlackkingdomやWhiteemperorなどを更生させたりする事によって闇光の世界の治安が良くなる。

B:リコール運動によって神の絶対支配がなくなる。

などです。
これらの事からタイトルが【Shangri-La】になりました。
まぁ、理想郷と言っていいのかは分かりませんが・・・